お知らせ

2019年08月14日
お知らせ

7月22日、I.P.M.六甲山研修センターに千代松大耕泉佐野市長が来団されました。

7月22日、泉佐野市の千代松大耕市長, 生活産業部まちの活性化担当理事の西納久仁明様, まちの活性課課長の島田純一様の3名様が、当財団六甲山研修センターを視察されました。
同市は西日本の空の玄関口として知られていますが、今後さらに外国人労働者の増加が見込まれることから、当財団の技能実習生支援の経験と知恵をこれからの外国人支援の参考にしたいと訪問されました。

特産の泉州タオルのお土産を持って記念撮影

はじめに、当財団大阪事務所長の橋本より技能実習制度の概要と、我が国における外国人雇用の現状について説明を行いました。技能実習制度は我が国の産業の技能や知識を開発途上地域へ移転することで、経済発展を担う「人づくり」に協力することを目的とした国際貢献事業ですが、残念ながら日本国内の深刻な労働者不足を背景に実習生を不法に斡旋・就労させている悪質な団体も少なくありません。
泉佐野市でもこうした状況を改善すべく心を砕かれているとのことで、監理団体と地方自治体が果たすべき役割は何なのかを話し合いました。

外国人技能実習制度概要と外国人雇用の現状について当財団大阪事務所長の橋本より説明

次に日本語の授業を見学していただきました。この日は配属を2週間後に控えたベトナム人実習生4名が会話の授業を受講中でした。少人数制できめ細かな教育がなされる当センターのカリキュラムについて大変関心を持たれておりました。千代松市長も「我々ももっと日本語を勉強しなくては」とおっしゃられ、緊張していた実習生らからも思わず笑みがこぼれる和やかな場面もありました。
また、昼食は食堂にて技能実習生らとともに召し上がっていただきました。当センターでは日本語教育を実施するだけでなく、一緒に働く仲間たちとの協調性やチームワークを高めるため、調理や清掃などの家事もみんなで協同して取り組んでいます。

研修センター食堂にて技能実習生たちと一緒にランチ会

食後には、技能実習生らとの意見交流の場を設けさせていただきました。初めての外国にやってきた彼らに対して千代松市長からは、これから挑戦してみたいことは何か、将来の夢は何であるか等の質問をされ、実習生たちもまだ拙い日本語ではあるものの一生懸命にそれらの質問に答えていました。

技能実習生たちとの意見交換会の様子

泉佐野市はこれまで多くの外国人を受入れてきたゲートウェイとして知られていますが、今後は国際交流のハブとなる都市としてさらなる発展をされるよう、当財団としても応援させていただきたいと思います。

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